旅の思い出をより多く持って帰ってもらいたい

旅の思い出をより多く持って帰ってもらいたい

旅行や出張で、ついつい荷物が増えてしまい、スーツケースに納まらないという経験をお持ちの方も多いでしょう。「VAGO」はモバイルバッテリーにつなぐだけで、荷物を半分に圧縮してくれる、新時代のデバイスです。開発者のCHAO TA CHINGさんが、新しいユーザー体験へ招待してくれました。

旅行の荷物の悩みを解消する、世界初の小型電動真空圧縮デバイス

旅行の荷物の悩みを解消する、世界初の小型電動真空圧縮デバイス

「VAGO」は旅行時の荷物の収納に最適化された、世界初のマイクロ真空圧縮装置です。空気力学を用いた真空のポンプを、オリジナルで開発しました。
円筒形で、サイズは縦7×横3.6㎝。重量はわずか77gとコンパクトですので、手軽に携帯することができます。モバイルバッテリーをUSBケーブルで接続し、デバイスのスイッチを入れれば、荷物を電動で圧縮して、スーツケース内の省スペースを実現します。

デバイスとしては小さいですが、真空ポンプの力は家庭用掃除機よりも強く、パワーがあります。内部には最先端の感知器を装備して、圧縮が完了したら自動的に停止するように設計されています。すでに手動の圧縮袋を使っている人もいると思いますが、力を入れなくても電動で圧縮できるデバイスです。圧縮率も高いので、手動の圧縮袋よりもさらに多くの荷物を収納することが可能です。
また、現在マーケットで販売されている市販品の中では一番品質が良いものだと自負しています。原材料はもとより、製品は本体、圧縮袋ともに台湾製のプロダクトが「VAGO」です。

旅行好きの発想から生まれた

旅行好きの発想から生まれた

人は皆、“旅行好きな本性”を持っていると思います。旅行に行った際に、スーツケースの大きさは変えることはできませんが、内部のスペースをもっと節約して利用できるのではと考えました。ついつい膨らんでしまう旅行の思い出を省スペース化することによって、よりたくさん自宅へ持ち帰ってもらえたら、という思いを込めて、「VAGO」を開発したのです。
「VAGO」のネーミングは「Vacuum to GO(持ち帰れる真空)」に由来します。開発にあたって一番大変だったのは、掃除機よりも強いパワーを発揮できるものでありながら、コンパクトな本体を保つことでした。
私はもともと旅行が大好きで、世界中いろいろな地を訪ねました。中でも一番な好きな国は日本です(笑)。今までに5回ほど訪れたことがあります。東京、大阪、そして北海道にも行きました。
日本にはそれほど過酷な環境はありませんが、旅行先が厳しい環境や条件の場合もあると思います。そのような状況でも耐えうるように、特殊な材質で作られた強度の高い圧縮袋を作りました。もし汚れた場合も水で洗うことができますし、耐久性は折り紙付きです。故意に破いたり(笑)、乱暴に扱ったりしない限りは、長期間使っていただけるものになっています。

欧米では16倍、日本では8倍の資金をクラウドファンディングで調達

欧米では16倍、日本では8倍の資金をクラウドファンディングで調達

我々は今年の1月に日本のクラウドファンディングの一つである「Makuake」で、目標の100万円に対して、約8倍の資金援助を受けることができました。日本の皆様の支援には、本当に感謝しています。ただ、8倍の資金が集まった結果に関しては、想定内の結果ではありました。何故ならば、すでにアメリカ、ヨーロッパは目標の16倍の数字を達成できていたからです。こうして世界各国から受け入れられたことを励みにして、今後第2弾、第3弾はもちろんのこと、「VAGO」の第2世代も開発予定なので、楽しみにしていてください。
あまり詳しくは話せませんが、「真空が必要なものに対して、真空状態もたらす別の商品」を開発したいと考えています。
「真空化させる技術」は当社の強みではありますが、他にもさまざまな技術の蓄積がありますので、それを駆使してこれからも皆様に喜んでいただけるような、新しい商品を開発して行きたいと考えています。
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CHAO TA CHING

PROFILE

CHAO TA CHING 1984年台湾生まれ。BIG GOOD DESIGN CO., LTD CEO。台北科技大学で工業デザインを学ぶ。2010年に会社を設立し、電気製品の設計やデザインを実現するOEM事業を展開。初めての自社ブランドとして、「VAGO」を着想し、クラウドファンディングで事業を成功に導いた。

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