続・坪内浩さんとつくる“旅する靴”

続・坪内浩さんとつくる“旅する靴”

僕と坪内浩さんのWISH「旅する靴」。
実現に向けてイマジネーションを膨らませるため、彼のプレスルームを尋ねることにしました。
そこでツボさんが僕に見せてくれたのは、たくさんのデザイン画。さすが、彼の頭の中にはたくさんのイメージがあり、様々なスケッチを前に、すっかり迷ってしまいました。

「ドレスシューズ×スニーカー」の融合に挑戦。

「ドレスシューズ×スニーカー」の融合に挑戦。

どのデザインもツボさんらしい大人の男の立ち姿が浮かぶ素敵なものだけれど…今回の“旅する靴”を決定づけたのは、ツボさんからの提案。

「上品さとカジュアルさを同居させるために、あえてそのものはクラシックなウイングチップのデザインのまま。カラーで遊んでみてはどうでしょう?」

ツボさんによると…“旅する靴”にぴったりの染色技法があるというのです。ベースのカラーはもちろん、僕の大好きなネイビー。
フランスを代表する一流のタンナーが提供する革・ベガノを使って、様々な色を塗り重ねて深い奥行きと美しさを出すパティーヌという技法で仕上げる。すると、上質な革のきめ細かい肌目と深い色合いが手伝って、履き込んだ後の味わいを愉しめる一足になる…。

僕の靴を作るにあたり、ツボさんが是非取り入れたかったというパティーヌ。それをあえてカラーリングで個性を立たせたクラシックなデザインに乗せる。ふだんはあまり取らない技法に挑戦してくれるというツボさんの姿勢が、僕をさらにわくわくさせてくれます。

Designed by HIROSHI TSUBOUCHI

Designed by HIROSHI TSUBOUCHI

そして後日…。僕の元に、一枚のデザイン画が届きました。

二人で話し合ったデザインに加えて、ライニングと踵のテープにレッドをあしらって、僕のイメージカラーに仕上げてくれました。そして、旅する靴の大切なポイント「どこまでも歩いていける」ように、ソールはスニーカーソール…。ツボさんの手によって旅する靴が現実のものに近づいています。ツボさんは、このデザイン画をもとに早速サンプルづくりに取りかかってくれるそうです。

サンプルの完成まで、約ひと月…長いようであっという間の時間。この靴と旅する場所を思い描きながら待ちたいと思います。
みなさんなら、この靴をどこに連れて行きますか?

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