「もっとエレガントなゴルフクラブケースが欲しいと思いませんか?」
いつも行くゴルフ練習場で一緒になる、イタリアブランドのインポーターで、Roberta Pieri(ロベルタ・ピエリ)社と深いつながりを持つHITMAN & Co.の加藤社長がこんな話を切り出しました。暇さえあればスーツを着たまま練習場へ車を走らせることも多い僕にとって、スーツスタイルとスポーティなクラブケースとのミスマッチは、スコアと同じくらい気になる問題でした。そこで、すでに趣味でそのプロトタイプをつくったという、加藤さんのオフィスを訪ねました。
加藤「日本人にはないこだわりを、イタリアのデザイナーは持っているんです。そのこだわりに、僕も共感している。それを活かしながら、きっちりしているけれど抜け感のあるものを作りたいんです。
一流メゾンと同じ高密度ナイロン素材を使い、シルキーで張りのある質感、部分使いのヌメ革が上品なもの・・・。
でも、まだまだこのプロトタイプには満足していないんです。クラッシックなケースをイメージしたデザインなのですが、全体的なボリュームとポケットやジッパーの位置も、磨きをかけるつもりです。ゴルフをするときに保管したいアクセサリやカード類などを入れる場所があったらいいと思っていて・・・。デザイナーとやり取りをしながら、次のサンプルを作りますよ。」
元々、レディスバッグを扱っているだけあって、加藤社長の繊細なこだわりは妥協を知りません。僕もついつい熱が上がって、ファスナーの長さやハンドルの位置など、細部にわたってリクエストしてしまいました。加藤社長はこの後イタリアへ飛び、理想の形を追い求めるのだそうです。
次のサンプルができたら、また見せると言ってくれています。もし、「僕も欲しい!」という方がいたら、僕から彼にお願いしておくので、是非教えてください。
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