「鍵ってなんだっけ」という暮らしの実現を目指して

「鍵ってなんだっけ」という暮らしの実現を目指して

個人向けシェアナンバーワンの「Qrio Smart Lock」ですが、日々進歩を続けているようです。もう一つの柱である「Qrio Smart Tag」の可能性、そしてソニーとのジョイントベンチャーであるメリットについて、事業開発部シニアマネージャーの高橋諒さんに引き続き伺いました。

鍵の代替ではない体験をしてほしい

鍵の代替ではない体験をしてほしい

「Qrio Smart Lock」のユーザーの方には、従来の鍵の代替ではない、「ガラッと変わる体験」をしていただきたいのです。鍵がスマートフォンに変わることによって手ぶらで解錠できる簡単さや、振り返ることなくオートロックで施錠できることは、ライフスタイルを変えるものだと思っています。そのためには、帰宅した時にストレスないタイミングで鍵が開いたりという部分の精度を上げていきたいと考えています。そうすれば「鍵ってなんだっけ」という生活が訪れるようになるかもしれません。また、スマートロックと決済系のシステムが融合するのも考えられます。そのことによって、例えばカラオケボックスのある決まった時間帯だけ、その部屋を使えることもできるでしょう。当然、料金の支払いもスマートフォンでできると思います。

スマートタグにも可能性が

スマートタグにも可能性が

「Qrio」のプロダクトのもう一つの柱が「Qrio Smart Tag」です。これはお子さんの持ち物につけたり、物理的な鍵につけたりして、探し物を簡単にするデバイスです。
また、最近発表されたばかりですが、東京電力のスマートホームサービスにも採用していただいています。これは「スマートホームハブ」を自宅に設置することで、自宅や家族を見守るサービスを提供するものです。今後スマートホームの流れが進んでいく中で、スマートロックでの鍵の開閉、照明の点灯、音楽の再生といったものをすべてスマートフォンで操作できるようになるでしょう。東京電力さんのような広い顧客基盤を持つ企業とコラボレーションすることで、より生活に溶け込んだ製品サービスを、多くの方に体験していただきたいと思っています。

ソニーのものづくりの恩恵を100%受けています

ソニーのものづくりの恩恵を100%受けています

社名である「Qrio」というブランドネーミングを覚えていらっしゃる方もいると思うのですが、これは20世紀の終わり頃にソニーが開発した2足歩行ロボットの名称です。残念ながら開発は終了してしまいましたが、そのネーミングをあえて引き継ぐことで、ソニーという大企業のものづくりのノウハウと、ベンチャー企業のインターネット知見やスピード感を最大限に活かすという企業理念の象徴としています。
「Qrio Smart Lock」のハードウエアに関しては、ソニーサイドがすべて担当しています。ハードウェアベンチャー企業がつまずくことが多いのは、量産時にノウハウがないことです。理論上はうまくいくはずなのに、思うような製品に仕上がらずに挫折する企業も多いと聞いています。我々はその部分をソニーのものづくりノウハウを最大限に活かすことができるので、製品の品質という部分は大きな自信を持っています。
また、ベンチャーと大企業の理屈が一致するのかと疑問に思われる方もいると思いますが、「いい製品を作りたい気持ち」が100%一致しているので、ものづくりに関して議論がぶつかっても、答えが必ず見つかる風土が出来上がっています。そうした意識の共有が当たり前にできているのは、とてもラッキーだと思っています。
我々の生み出しているプロダクトは、生活の中でどうしても使わなければいけないものです。好き嫌いに関わらず、玄関の開け閉めは必要ですから。その意味で、子供さんから高齢者の方まで、初めてでも簡単に使える便利なものであることを突き詰めて、さらに使いやすくアップグレードしていきたいと思っています。

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Qrio/Qrio SmartLock

税込価格 ¥19,440

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高橋諒

PROFILE

高橋諒(たかはしりょう) 1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部(SFC)在学中の2012年6月に株式会社U-NOTEを設立し、取締役副社長に就任。2015年3月よりQrioに参加。事業開発部シニアマネージャー、スマートロック部門の事業責任者として企画・マーケティングを中心とした領域を担当する。

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